コスモス短歌 作品集 2


コスモス短歌 令和2年

 令和2年の年明けは穏やかな日々となりました。本年も皆さまと健やかに過ごせますように、よろしくお願いいたします。


空見上げ 澄み渡る青どこまでも 平和の空へと我願いつつ


朝目覚め まっ赤に染まりし朝やけに 時を忘れし我も忘れし


霧が晴れ 不思議の国から戻りつき 木々の向こうはいつもの景色

 二人で出かける事の少なくなったこの頃、孫の作品展へと出かけました。冷たい日でしたがお日さまの日ざしをうけ、ゆっくり帰途につきました。


作品展夢膨らませ若者の 思いを込めし一つ一つに


川沿いのすすきもゆれて帰り道 光る水面も水彩画なり


世界地図みるみる赤に染まりしが 終息祈りこまめに手洗い


マイレール三陸鉄道開通し 長きにわたる人々の思い


一仕事終えて針持つ手触りはやさしいガーゼの手作りマスク


長く病みいつかこの日の来ることを思えどやはり目頭熱く


願わくば晩期の生活穏やかに医療の支えで潤う日々を


今友と別れを惜しむ寂しさも 新たな出逢いへ心保ちて


コロナからバッタの蝗害うずまく中 国際社会の連帯試され


川沿いに桜ほころびほっとして 自然の営み有り難き思い

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